ボンコチヤントイフ赤イリボンノツイタ

 ボンコチヤントイフ赤イリボンノツイタカハイイバウシガアリマシタ。ボンコチヤンハモンコチヤントイフ女ノ子ノバウシデシタ。 モンコチヤンハ大ヘンモノヲ大切ニスル子デシタカラ、イツモ、ボンコチヤンヲブラツシデ、テイネイニハイテ、テイレヲイタシマシタ。ソレデ、ボンコチヤンハイツモ、アタラシイ時ノヤウニ美...

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横須賀行の汽車

 まだ横須賀行の汽車が電化しない時のことであった。夕方の六時四十分|比《ごろ》、その汽車が田浦を発車したところで、帽子を冠《かぶ》らない蒼《あお》い顔をした水兵の一人が、影法師のようにふらふら二等車の方へ入って往った。(またこの間の水兵か) それに気の注《つ》いた客は、数日前にもやはりそのあたり...

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規矩男の俤《おもかげ》

 かの女もこの手紙へ今さら返事を書こうとはしなかった。しかし規矩男。規矩男。訣れても忘れている規矩男ではなかった。厳格清澄なかの女の母性の中核の外囲に、匂《にお》うように、滲《にじ》むように、傷むように、規矩男の俤《おもかげ》はかの女の裡《うち》に居た。 今改めてかの女はかの女の中核へ規矩男の俤を...

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